プライベートライアンを見ての感想(※ネタバレあり)

今日はスピルバーグ監督のプライベートライアンを見ました。

作中に出てくるトム・ハンクスとマッドデイモンのお二人はは個人的にとても好きなのでそれだけでも見る価値ありでした。

 

さて、内容としては第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦を描いたもので、その中でトム・ハンクス演じるミラー大尉が率いる小隊がマッドデイモン演じるライアン二等兵を捜すというものでした。

 

今日は少し疲れていたので、途中眠くなるかもと思っていたが、前半の戦闘シーンから息をのむ展開が多く、一気に最後まで見ることができました。

 

特に印象的なキャラは、アパムでした。

アパムは実戦経験もなくドイツ語が話せるという理由だけで小隊に入れられた人物で、捕まえた捕虜を殺すのを反対するところなど、感覚的には私達一般人と近いものだと感じました。

しかし、その感覚もあるためか戦場では足手まといで、仲間がすぐそこで殺されてそうになっているのにびびって動けず戦意喪失し、自分の無力さに泣くだけで、正直見ていてアパムに腹の立つシーンも多くありました。

ですが、もしアパムが自分だったら動けるのかと考えてみると、人を殺すなんて現代日本に過ごす自分としてはもちろん考えられず、人を殺す戦争そのものが異常なんだとあらためて強く感じました。

 

そして同時にスピルバーグ監督はこういった反戦メッセージを伝えるねらいでアパムというキャラを登場させたのだと気づきました、監督すげえ、、、

そのため、そのアパムが最後に元捕虜を撃つシーンは心に残るシーンでした。その元捕虜は途中アパムが逃がすようにいった捕虜で、その捕虜がミラー大尉を撃ち殺しました。アパムは報復のために撃ったかどうかは分かりませんが、アパムが戦場という場所に打ちのめされた結果、情を捨てて情けを掛けない戦場の兵士になった瞬間なのかなと思いました。

 

全体を通しても、ミラー大尉の最後、老いたライアンの最後のシーンなどぐっとくるシーンがあったり、人が死ぬ描写が多く戦争の悲惨さ、不条理さなどが描かれており、見てよかったと思える一作でした。

 

蛇足:感想を書いてみて

こんなに長い感想を書いたのは初めてでしたが、文章も構成もぐちゃぐちゃで、言葉も思うように出てこなくてひどい、、、これから上達していけるようがんばりたいと思います。

もう一つ思ったのが、感想を書いているうちに映画を見た後に残る心のもやもや感がなくなった感じがして、心の中にこの作品を自分なりに整理できたのかなと思います。