この世界の片隅に視聴(※ネタバレあり)

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今回は”この世界の片隅に”を視聴。

前々から気になっていたので、この土曜に見ました。

さて、内容は主人公のすずが呉に嫁いでの日常が描かれています。時代としては第二次世界大戦とかぶっており、すずの出身が広島なので「ああ、、」と思いました。

途中、妹が広島に帰ることを薦められたときに、すぐ帰っていたらすずも、、、、、、ということもありましたね。

 

すずの声の”のん”さんの声もこの作品の世界観にベストマッチしていて、作品のテンポもよく見やすかった。

日常の中で生活の工夫をしているところなども、すずからは悲観的な感じはなく、前向きに行っており、途中にすずが「私達の戦いはどんなものでも使って、生きること」と言ったのが印象的で、この時代を生きた人の心なんだと思いました。

 

また、空襲が何度も何度も来ているときに晴美が「空襲飽きた!」と言っているのが印象的で、当時の人は戦争の戦況などもだいたいしか把握しておらず、その状況で配給が少なくなり倹約させられるわけなので、大変なものだと思います。そのため、負けたと知らされてのすずの気持ちもまっとうなものだと思いました。

 

この映画は原作があるため、どこをカットしたなどの話は避けられないと思いますが、私はこ作品は傑作だと思います。この先、原作も読んでみたいと思いますがそれは変わりません。

 

また、途中途中で行われるすずの中?で行われる絵の具での現実の描写も新しいものだと感じました。

 

特段、泣かせにくることもなく、日常をテンポよく描かれている作品だが、とても語り甲斐があり、考えさせられる作品だった。