ガタカ視聴(※ネタバレあり)

ガタカ に対する画像結果

今日はガタカを視聴しました。

映画友達から薦められて見てみましたが、めちゃめちゃおもしろかった。それでいて、すごくいい話でとても考えさせられました。

 

内容としては、遺伝子操作が可能になり優れた「適正者」と、遺伝子操作をせず自然妊娠で生まれた「不適正者」に分けられ、社会的な差別がある世界のお話で、主人公(ヴィンセント)は宇宙飛行士を目指すも「不適正者」であるために、希望のない生活を送っていて、その主人公が事故により車いすの生活をしている「適正者」のジェロームになりすまし、宇宙飛行士施設に潜り込む話です。

 

ヴィンセントが自分の痕跡をなくすために、毎日徹底的なむだ毛処理から、調査のたびにジェロームの血液や尿と入れ替えるなどとてつもなくなりすます努力をしていて、ヴィンセントの宇宙飛行士になることへの執着を感じました。

 

途中の上司が殺された事による調査では、ヴィンセントが何度も追い詰められて、その度になんとか切り抜けるの見ていて毎回はらはらしました。ですが、毎回周りに悟られないように涼しい顔で乗り切るきるのがかっこよかったです。

 

最後の弟との度胸試しのシーンで、弟が「どうしてだ?(どうしてそんなに沖の方に進んでいけるんだ?)、」と聞いたときにヴィンセントが「俺は戻りのことを考えていない」と言ったのが、弟が「なぜそんなことをするんだ?(経歴詐称までして宇宙飛行士になりたいんだ?)」と聞いてヴィンセントが「俺は後のことを考えていない(それでも俺は行きたい)」という風な問答と重なって二重の意味があるんだろうなと思った。

 

また、最後に同僚の女性へ髪を渡したときに「風がさらっていったわ」というシーンと乗り込む直前に診断する医師みたいな人が別人と分かった上で行かせるシーンは鳥肌ものでした。

 

そんな、ガタカですがヴィンセントが月に行くのと同時にジェロームが自殺したのが悲しくもありました。このシーンだけは、自分には分かりかねました。旅に出る=魂の旅?、自分の役割を果たしたから?、ヴィンセントの邪魔にならないため。

この中だと、役割を果たした(ヴィンセントの夢を見届ける)が近いのかなとは思いました。もともと、ジェロームは大きな重圧で人生を投げ捨てようとしてし損ねて惰性で生きていた用でした。その中で自分と逆の境遇のヴィンセントと出会い夢をサポート使用と思い、それも終わったため、元々死に損ないだったジェロームは死ぬことを選択した。そう考えると、ヴィンセントが戻ってくることを考えていないようですが、これは言葉通り考えておらず、(ヴィンセントの寿命は30歳で過ぎている。ランニングマシンで実際はかなり無理していたなど、宇宙での任務を果たせる体力はない)以上のことから宇宙から帰ってこないと考えられます。

 

このように、考えさせられ、かつ感動する映画でした。